【平成22年9月号】

9月に入りましたが、なかなか涼しくなりませんね。今年の夏は春に予想された「冷夏」の予想を覆す「猛暑」になりました。偏西風が蛇行しているせいとかいいますけど、おおもとの原因は何でしょう?温暖化が原因でしょうか?個人個人でできることは限られていますが、少しでもエコのつながる行動を心がけたいものです。
秋と言えば皆さんは何を頭に浮かべますか?「読書の秋」「食欲の秋」「収穫の秋」「スポーツの秋」、、、いろいろですね。私たちの関係では「学会の秋」でもあります。
函館、東京、札幌、大阪と今年も獣医師は順番で参加・発表してきます。ほとんどは成果を発表というより、教えていただくための発表というスタンスです。新しい情報を手に入れて動物や飼主さんに還元して行こうと思います。学会のときは獣医師の数が減りご迷惑もおかけしますが、ご理解お願いします。
話題提供:動物看護師 遠藤・美馬
人間と同じように、ペットも年齢や体質、環境、運動量などによって必要なバランスが違います。例えば成長期は体をつくるための栄養素が必要ですが、高齢期には病気などに配慮した食事が大切です。
同じ年齢でも、太りやすい犬や猫には、カロリーを抑えたものを与えないと肥満になってしまいます。また運動量の多い犬には、栄養を強化したものでカロリーを補うなどの配慮が必要です。犬や猫のそれぞれの状態に合った食事を与える必要があります。
獣医師 田中敏樹

獣医師田中です。自己紹介ということで、少し自分について書かせて頂きます。
生まれは滋賀県、昭和57年9月25日生まれの27歳です。大学が江別の酪農学園大学で北海道が好きになり、大学の研究室が腫瘍科であったことから、 できれば道東で腫瘍に力を入れている動物病院で臨床に取り組みたいと思いアース動物病院に就職しました。 日々勉強で、悩むことも多いですが…。
時間のあるときは釣りに出かけます。
先日ようやく念願のカラフトマスを釣りました。川や海でみかけたら声をかけて下さい!
グラコム9月号掲載記事
今回は喉頭の病気の話をします。喉頭は喉の奥にある気管の入口です。喉頭の役割は、呼吸に合わせて喉頭が開くことでスムースに空気が気管に流れ、水などを飲み込むときには、気管の中に入らないように塞いだりします。また声帯がありますので吠えたり、鳴いたりするのも重要な役割です。それらを筋肉、靭帯、軟骨、骨が調和をとって動かしているのです。
喉頭の病気で多いものは、喉頭麻痺、炎症、腫瘍などです。
いずれの病気でも、初期の段階は声の音質がかわたっり、咳をしたり、ものが飲み込みづらくなっているはずです。一見「風邪」のような症状なのですが、飼主さんがこの段階で見つけるのはなかなか難しいと思います。早期の発見ができますと内科療法で対応できるものも多いです。
しかし多くの飼主さんは、ものが全く飲み込めないとか、呼吸困難になってから来院されます。すでに声帯の筋肉が麻痺して動かなかったり、炎症や腫瘍で声帯や気道が腫れて狭窄を起こしているのです。こうなると緊急処置が必要となってきます。麻酔にはとても気を使いますが、気管切開、声帯切除、軟骨形成術、腫瘍の場合は種類や広がりによっては喉頭自体を切除する場合もあります。
できましたら、声が変化したり、咳をしたり、空気を吸うときにヒューヒュー、ゼーゼーと音を立てたりした時に診せていただけるのがいいのですが、、、日頃の観察をお願いします。
食欲の秋ですが、夏にせっかくダイエット出来た犬や猫ちゃん!あまり食べ過ぎないようにして下さいよ。そしてネギ、タマネギは食べさせてはいけません。これ基本!!
