【平成23年10月号】

10月になり秋の気配を感じ、冬支度をはじめる頃となりました。本格的な収穫の季節になりましたが、今年は全国的に災害に見舞われたたいへんな年でした。大震災、雹、台風、長雨と大変な眼にあわれた方が数多くいらっしゃいます。心よりお見舞い申し上げます。
アースミニミニ通信も今回で20号になります。ホームページと合わせまして、皆様へ情報を発信する小さな取り組みです。おかげさまで毎月の発行部数も増えてきてます。これからも少しでもお役に立つ情報を発信していきますのでよろしくお願いします。
獣医師 藤倉 里美
肥満細胞腫について発表してきました 院長
動物看護師 岡久ちえみ
「様々な病気の話、断脚した犬を介護したご家族の話等を聞いて2日間学んで来ました。また、新しい気持ちで頑張りたいです。」
動物看護師 遠藤智香
「様々な内容の講義を聴く事が出来て、とても良い勉強になりました。特に、猫を飼っている私にとって猫の行動学の話は興味深かったです。それにしても、9月なのに東京は暑すぎました。」
グラコム10月号掲載記事
今回は病気のことではなく、動物病院におきている大きな流れの変化を書いてみようと思います。動物医療に関わる学会は約20ほどあり、専門分野の講習会・セミナーは年間ではおそらく100回以上あります。徐々に学会の数やセミナーの数も増えて来てます。ヒトの医学には到底およびませんが、専門分野も細かく分かれてきており、それぞれが深く追求するし、医療技術も高度化してきてます。これからもこの流れは大きなものとして続くことでしょう。
一方、今年ほど動物たちを連れて来られる飼主さんへの対応をテーマとした講習会・セミナーが行なわれた年はなかったと思います。当院スタッフが参加したものだけでもいくつかあります。1月には「動物病院経営セミナー」が行なわれ、飼主さんに満足していただくためにできることがテーマでした。6月には「接遇マナー研修会」が行なわれ、従業員満足度と顧客満足度を高めるためには、ハードよりソフトが大切で、あいさつ、言葉遣い、立ち位置、振る舞い、わかりやすい話し方などの内容でした。
7月には「トップリーダー研修」が行なわれました。仕事は一人では進まず、スタッフと協調し、目的を掲げ、継続的な行動の大切さを学び、何のために仕事をやるのかを改めて考えさせられました。そこで出会った院長たちからもすばらしい実例を聞きました。8月には「今後の動物看護師像」について動物看護師自らが発表する機会があり、私も感涙するほどいい話が聞けました。
また「動物医療現場のコミュニケーション」というセミナーも行われました。このほかにも大きな年次大会の中でも接遇や顧客満足度などのセミナーが行われました。

動物病院の玄関をくぐるのは私たちが思う以上にたいへんなのかも知れません。病気になった動物たちを心配して(ある意味こころ病んで)連れて来られる飼主さん。家族同様の動物の病気の話をしゃべれない動物に代わって説明出来るだろうか?受付のスタッフはちゃんと話を聞いてくれるだろうか?動物看護師は私たちの立場になって話をしてくれるだろうか?獣医師はちゃんと話を聞いてくれ動物の状態を把握してくれ適切な治療をしてくれるだろうか?ここまでほっといたら怒られるのではないかとかいろんな不安がありますよね。
われわれスタッフの態度や言葉一つで飼主さんの病んだ心が癒されるか どうか決まります。いろいろな状況のなかで動物病院の玄関を くぐってくれた飼主さんに敬意を払い、寄り添う気持ちで仕事 をやっていきたいものです。
院長
東日本大震災の復興はこれから数年。そして福島東電原発の影響は何十年単位と聞きます。皆様には義援金という形でご協力をいただき感謝しております。獣医師会を通して動物救護活動に送金されています。最近東北地区獣医師会小動物獣医師会連絡協議会ができました。東北で被災した動物病院への救援活動をしています。私の知り合いの獣医師も5名います。そこでジョギングを趣味としている私としては3/11から練習または大会で走った距離に合わせて義援金を出します。1kmあたり100円。2013年3月まで続けます。仲間たちが早く復活することを願って走ってみようと思います。
