アース美幌通信 Vol.2

  • 2017年2月 1日(水)
アース美幌通信2月号

つい先日年を越したばかりだと感じていたのですが、あれよあれよ言う間に2月ですね。
まだ雪深い北海道ですが、立春を迎え少しずつ暖かい日が増えてきたように思えます。とは言え、まだまだ寒い季節です。皆様も、わんちゃんねこちゃんも暖かくしてお過ごし下さい。

ワクチン接種は、一度感染してしまうと治療が困難な伝染病を予防するために必要なものです。様々な伝染病がありますが、ウイルス伝染病には特効薬がありません。また、発病すると非常に死亡率の高い感染症もあります。これらは、感染力が強いため、日常生活の中で感染してしまいます。ワクチン接種によって病気にかからない強い身体をつくりましょう!!

ワクチンの種類

ワンちゃんや猫ちゃんのライフスタイルやお住まいの地域によって、かかりやすい伝染病は異なります。誕生して1年目の接種時や体が小さい場合は、摂取量もそれらを考慮して決めなければなりません。また、ワクチンはワンちゃん猫ちゃんの体調のよい時に行う必要があるため、どのワクチンプログラムにするのか獣医師の先生と相談しましょう。

ワクチンの種類
ワクチンの種類

椎間板ヘルニアについて  ~なぜか冬に多い?~

    院長コラム

今回は椎間板ヘルニアについて書きます。なぜか冬に多く来院されますので、少しだけ耳を貸していただけますか。脊髄は脳からの指令を全身に伝え、また末梢の感覚などの情報を脳に伝える働きをもちます。脊椎という連なった骨の中を通ってます。脊椎は椎間板によって強く連結されています。この椎間板が脊髄に向かって飛び出し、脊髄を圧迫する状態が椎間板ヘルニアです。神経麻痺、強烈な痛みを伴います。犬の全て病気の約2%を占め、最も多い脊髄疾患です。

◎椎間板ヘルニアのタイプ

① ハンセン1型:M.ダックスフント、シーズー、ペキニーズ、ウェルシュコーギー、フレンチブルドッグ、ビーグル等の軟骨異栄養性犬種に起こりやすいタイプ。これらの犬種は2歳までに椎間板の変性が始まります。ここに負担がかかると椎間板が飛び出して脊髄を圧迫します。中でもM.ダックスフントは他の犬種の12.6倍の発症率と言われています。

② ハンセン2型:線維輪の内層が断裂して、その中に髄核が移動し線維輪を押し上げることで脊髄を圧迫します。比較的高齢の柴犬や大型犬にみられます。

◎脊髄障害の重症度

脊髄障害の障害の程度は突出する椎間板物質の量・到達度・突出したスピードによって決まります。重症度によって5段階のグレードに分かれ、選択する治療法が変わります。

◎診断の進め方

飼い主さんからの詳細なお話がとても役立ちます。いつから、どのようなきっかけで発症したか、排尿・排便、痛みの有無などを聞きます。身体検査:全身の状態、歩様の状態、痛みの箇所などを調べていきます。神経学的検査:主に触診や打診をして専門的な検査を行ないます。ヘルニアが起こっている大まかな部位を特定したり、障害の程度を診ていきます。画像診断:椎間板ヘルニアの悪さをしている場所(責任病変 )は大部分は1カ所だと言われています。その場所を突き止めるために画像診断を行います。レントゲン、CT検査、MRI検査があります。MRI検査は病変部位の特定だけでなく、脊髄の状態も把握できるのでお奨めです。

◎治療について

内科療法と外科療法、そして理学療法があります。通常、内科療法は2〜4週間の絶対安静が必要です。脊髄機能の回復は外科療法に比べて時間がかかり、不完全なものです。内科療法は、重症の脊髄障害患者、脊髄機能が悪化傾向にある患者、飼育環境や性格により絶対安静が不可能な患者では不向きです。症状が一時的に改善しても、後に椎間板ヘルニアが再発し、脊髄障害は更に重症となる危険性があります。 外科療法は各種画像診断後、全身麻酔をかけ椎間板ヘルニアの発生部位を確認した後、手術によって脊髄を圧迫している椎間板を取り除く方法です。原因を取り除きますので、回復の可能性は高くなります。また先端治療として再生医療の試みも始まっています。なぜ冬に多いのかは分かりませんが、思い当たることがあればすぐにご来院ください!

高良 広之

アース美幌通信2月号 椎間板ヘルニアについて
顔がくっきり2色の奇跡の猫ちゃん
アース美幌通信2月号

“自然の奇跡” だと呼ばれている、顔がくっきりと2色に分かれている猫ちゃんをご存知だろうか。ベラルーシの首都ミンクに住むヤナだ。
ヤナは2016年夏頃に、生後2ヶ月でミンスク在住のエリザベスさんのお家にお迎えされた。ヤナの Instagram のアカウントにはフォロワー数が2万人を超えており、その大人気ぶりがうかがえる。そこでは、飼い主さんとともに幸せそうに暮らすヤナの自然体な姿を見ることができ、フォロワーの人々を日々癒している。
ヤナはこれからもエリザベスさんをはじめ、世界中の人々に愛されるだろう。

犬の歓喜の瞬間をとらえた胸キュン動画

出張や旅行など長期の不在を経て帰宅するとワンちゃんが勢いよく甘えてきて、なんてかわいいヤツなんだ!!という経験はありませんか?まさにその瞬間をとらえた動画が人気を集めています。

トイ・プードルのヒューゴは飼い主のアリス・マッキンタイアさんと大の仲良しです。しかし、あるとき、アリスさんは長期のヨーロッパ旅行へ出かけてしまいました。5ヶ月間も離れていたことはこれまでになく、ヒューゴもアリスさんも早く会いたかったのです。そしてある日、ヒューゴのお家に大きなプレゼントが届きます。ここで可愛らしいのは、ヒューゴは匂いで既にその中身を知っていたのです。勢いよくプレゼントに飛びつくと、中からは大好きなアリスさんが登場。ヒューゴの喜びぶりがあまりにもかわいいと話題になっています。 皆さんも、長期でお家を空ける際は、再会の様子を思い出に録画してみてはいかがでしょうか。

2月の予定

編集者:木村
(アース動物病院)

 
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