23年【冬号】Vol28

  • 2011年10月25日(火)

歯周病

歯垢

  犬の食物の摂取方法は人と異なり、適当な大きさや硬さのものはそのまま飲み込んでしまいます。犬ではむし歯の発生は少ないようですが、歯を支える歯周組織の病気は人と同じかそれ以上に多いとの報告があります。
歯周病は歯肉炎と歯根膜や歯槽骨にまで炎症の及んだ状態を言い、一般家庭で飼育されている犬の約8割は歯周病にかかっていると言われています。

 
原因
  主な原因は歯の表面にべっとりと付着した歯垢(プラーク)であり、歯垢は食べ物のカスと細菌のかたまりで炎症を引き起こす原因と考えられています。歯垢を放置しておくと、唾液中のカルシウムが沈着して硬い歯垢となり、歯ブラシでは除去できなくなってしまいます。また、唾液の性質と量が歯垢の形成に大きく影響しているようです。
歯の内部構造
症状と経過
  歯の表面に付着している歯石や歯垢を放置しておくと、歯肉炎を起こして歯肉の端が赤く腫れ出血しやすくなります。さらに歯肉炎を放置しておくと、炎症が進行し歯肉が歯からはがれポケット状の溝ができてしまいます。歯周病の犬は口臭が強く歯肉は腫れ、出血しやすく、歯が抜け落ちてしまうのです。
  • 歯肉の腫れとポケット
  • 歯槽骨が溶けはじめる
  • 歯根部が露出
治療と予防
初期の治療では歯垢や歯石の除去(全身麻酔でのスケーリング)を行いますが、進行した場合では外科的な処置(抜歯)が必要となります。また、歯垢や歯石の除去をした後は歯ブラシなどで歯を磨く習慣をつけましょう。
 

※歯磨きの方法や歯ブラシの種類など分らない場合はお気軽にスタッフまでお尋ね下さい。

 
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