アースミニミニ通信Vol.15

  • 2011年5月31日(火)

【平成23年5月号】

アース動物病院の院長

 5月になり、ゴールデンウィークが終わる頃から、新緑が萌え、桜が咲き、タンポポが乱舞する頃となります。

今年もいい季節がやってきました。震災後の自粛心理と外国客のキャンセルで観光地への客足が激減しています。観光地の多い管内でもかなり影響が出ています。ここは地元の皆さんがいく分かでも出かけて行って観光地を盛り上げていく事も必要かもしれません。最近ではペット同伴可能なホテルもありますのでヒトとペットたちのリフレッシュのためにも出かけてみるのもいいかな。

犬にもドライアイ??

話題提供  國分獣医師

犬のドライアイ

 近年、パソコンの普及に伴いドライアイという言葉をよく聞くようになりましたが、犬にもドライアイは存在します。 (猫でもみられますが少ないです)涙は異物や細菌の進入を防ぐためのバリア機能の働きをしているため、 ドライアイにより涙の産生が少なくなることで目やにが多くみられたり、酷くなると眼が傷付き、痛みがでることもあります。

この病気は別名、乾性角結膜炎ともいわれ、先天性といわれる生まれつき涙の分泌量が少ない子を除くと加齢とともに生じる可能性があり、 米コッカーやシーズー、ウエストハイランドホワイトテリアなどは好発犬種とされています。

眼にもいろいろ病気はありますのでドライアイであるとは限りませんが、何か眼をショボショボしているとか、目やにが多いなぁ、と思ったらこの病気の可能性もありますので様子を見過ぎずに、一度受診されることをオススメします(^0^)v

狂犬病予防注射で犬(かぞく)とヒト(しゃかい)を守りましょう!

 4月から6月までは狂犬病予防注射の対策期間です。各市町村が中心となって集合注射や病院での個別注射が行われます。

 日本では狂犬病は50年以上発生がありませんが、全世界では毎年5万名以上の方が狂犬病で亡くなっています。その95%以上がアジアで発生してます。2006年にはフィリピンで犬に咬まれた日本人が2名亡くなりました。犬に咬まれて発症したら100%助かりません。

 オホーツク管内は網走、紋別と港湾をひかえ、外国船が入港しています。年に何頭か船に乗って来た犬が上陸してしまうようです(検疫をうけてません)。そのぶん他の地域と違って少し危険性が高いのではないかと心配してます。狂犬病予防注射は犬のためでもありますが、ヒトへの感染予防のためでもあります。狂犬病予防法では毎年の予防注射が義務づけられています。また犬の戸籍とも言える登録も必要です。犬を飼うルールの一つとして考えていただきたいと思います。いくつか注意事項もありますのでスタッフにお尋ねください。

東日本大震災後の動物たち

グラコム5月号掲載記事

 新緑がまぶしい季節になりましたが、今年は違う気持ちで迎えています。3月11日からほぼ2ヶ月。その後の余震、原発事故もありまだまだ余談を許さない状況が続いています。被災地はもちろん日本中いや世界中でも経済的影響が出始めています。未曾有の災害といわれ、復興、復旧にむけて長期的な支援が求められていますが、自分達でできる事を引き続きやって行こうと思っています。

 東日本大震災ではヒトだけでなく多くのペットたちも被災しました。ペットを家族の一員として暮らしている方が増えていますが、飼主様が亡くなったり避難していて取り残されたり、ペット自身が津波にのみこまれ、ペットと家族の絆が否応なく切られてしまいました。そんな中「奇跡の犬」と呼ばれた「バンちゃん」。沖に流された屋根の上から、3週間ぶりに救われました。飼い主と再会し、ちぎれんばかりに尻尾を振る姿が何度もテレビに映りましたが、その絆の太さに心動かされました。飼主さんはこれから普段の生活に戻ります、静かに見守って下さいとコメントされていましたが、避難生活の中でバンちゃんが取り持つ会話や笑いが広がってくれればいいなと思っています。

 4月15日付けの朝日新聞天声人語に被災した家族に対する動物の力について記載がありました。すこし引用させていただきます。

 被災した動物たちの生死と人の生死と同列には語れませんが、ペットや家畜はともに生きた何人目かの家族であると思います。愛犬を助けに戻って濁流に消えた人、家畜の世話のために避難を拒む人がいました。やせこけ瓦礫の中をさまよう犬や牛馬の姿を見て、人を頼りにし一途に家族一番に思ってくれる動物たちに手を差し伸べたくのは自然の気持ちだろうと思います。そして動物たちにはその気持ちに応える力があります。家族を失った虚無感は埋められませんが、動物たちの存在は生きがいとなります。頼られることを支えに、再生への長旅に踏み出す方もおられると聞きます。「あなたは一人じゃない」といった励ましが、世界中から寄せられていますが、「その時あなたに寄り添うのは、一人ではなく一匹かもしれない。」と掲載されていました。

岩手、宮城、福島3県で保護された犬は震災発生1ヶ月の時点で150頭を超えています。各保健所や市町村、獣医師会そして多くのボランティアの皆さんによって保護され、治療されています。飼主様が見つからない場合は引き取ってくれるボランティアも募集が始まっているようです。

喜んでいるマナコと振っているしっぽの数がどんどん増えてほしいものです。

5月の予定

5月の予定

藤倉獣医師が着任します。週に数日間の出勤になりますがどうぞよろしくお願いします。

  • 5/17(火)院長終日不在(会議)
  • 5/22(日)狂犬病予防注射
  • 5/26(木)院長午後不在(管内学術発表会)

5月は院長不在の日が多くなります。あらかじめご了承下さい

6/8(水)終日不在となります。

 
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