アース美幌通信 Vol.4

  • 2017年4月 6日(木)
お花見の季節がやって来ました
虫歯と歯周病

ワンちゃんやネコちゃんも、人と同じように虫歯や歯周病になるの?

アース・美幌通信

ワンちゃんや猫ちゃんをみて、ご飯を食べ終わるのが速い!と思ったことはありませんか?ワンちゃんやネコちゃんは人と同じようにご飯を噛んで食べなくても、適当な大きさで飲み込むことができます。そのため、虫歯がひどくなることはほとんどありません。しかし!歯周病には、人と同じようになってしまうのです。歯周病は、動物病院で大変よく見る病気の一つで、3歳以上のワンちゃんやネコちゃんの多くがこの病気にかかっていると言われています。

歯周病の治療

ワンちゃんやネコちゃんの歯周病の治療は、人と同様に歯垢や歯石の除去が中心です。専用の器具や洗浄液を使い、汚れてしまっている部分をきれいにしたり、歯の表面を磨いて、歯垢や歯石をつきにくい状態に戻したりします。

ひどくなると麻酔が必要だったりと、ワンちゃんやネコちゃんへの 負担が大きいため、定期的な歯科検診を受けましょう。

歯周病の予防
アース・美幌通信

ワンちゃんネコちゃんも、ハミガキをしてあげることで歯周病を予防することができます。ハミガキのポイントを押さえておきましょう!

  • 歯と歯茎の境目に45度で歯ブラシを当てる。
  • 嫌がる場合は、徐々に慣らしてあげる。嫌な行為だと認識されないようにしましょう。

    ①体を固定する練習 ②歯磨き粉を歯に塗る練習 ③綿棒などで歯をゴシゴシされる練習 など、徐々にハミガキを習慣付けます。

犬のアレルギー性皮膚炎の新しいアプローチ

    院長コラム

4月になり、多くの職場でも新人さんが入ってきて、爽やかな風が流れているのではないでしょうか。また雪解けも進み、まちに待った外での散歩が本格的にできます。同時に木々も芽吹き花粉が舞う時期でもあります。北海道でも花粉アレルギーの方は多いのではないでしょうか。

アレルギー症状の犬たちが増えています。アレルギーの症状は、発症する場所、経過、重症度などで変わります。症状は湿疹、鼻炎、結膜炎、喘息、消化器症状まで様々で、程度にも差がありあす。まれにショック(アナフィラキシー)になる場合もあります。皮膚に表れた症状がアレルギー性皮膚炎です。実に犬の約10%がアレルギー性皮膚炎を抱えていると言われています。その原因(アレルゲン)となる物質はその子によって違います。卵、大豆、肉などの食べ物が原因(食物アレルギー)となるのが約50%、食べ物以外が原因(アトピー性皮膚炎)となるのが約50%と言われています。食べ物以外といっても実に多彩です。ハウスダスト(ホコリ、イエダニなど)、花粉(スギ、シラカバなど)、その他(植物、カビ、ペットの毛など)です。原因が異なっていても症状はほぼ共通しています。皮膚のかゆみ、発疹などで、約8割が慢性経過をたどり、皮膚が肥厚したり(象皮症)、黒くなったり(色素沈着)、脱毛したりします。まずは食物アレルギーかどうかのチェックポイントは、病変が背中、肛門周囲、四肢端に見られ、1歳未満で発症し、症状発現に季節性がなく、排便回数が1日3回以上と言われています。原因となる食べ物を特定し、食べないようにすれば食物アレルギーの症状は出ないはずです。

今まで食べたことのないタンパク質(新奇タンパク)やアレルギーにひかからないように細かく分解した食事に変える事で症状が軽減する事があります。しかし、判定するのには1、2ヶ月必要です。より効果的な治療をより早く行うためには、検査による正しい診断が必要です。次にアトピー性皮膚炎の診断基準ですが、3歳までに初回発症、室内飼育、初診時は皮疹のない痒み、前肢の病変、耳介の病変、腰背部に病変がないなどです。残念ながらこの診断基準で100%診断できるわけではありませんし、現在正確に診断できる検査もありません。細菌感染、外部寄生虫などの可能性を否定した上での診断となります。アトピー性皮膚炎は、遺伝的素因や体質、皮膚のバリア機能異常、免疫学的異常、そして心理的ストレスなど、様々な要素が関連してしているため短期間で治せる病気ではありません。症状の軽減効果が高く、副作用が少なく、飼い主さんの負担が少ない治療方法を相談しながら進めていきます。こまめな掃除によりアレルゲンを室内から除去することをはじめ、ステロイドの内服と外用、シャンプーや保湿材によるスキンケア、不飽和脂肪酸の投与、抗ヒスタミン剤、犬インターフェロン、免疫抑制剤が使われてきました。根本治療になりうる減感作療法も以前より安全にできるようになりました。またこの1年では「かゆみ対策に特化」した治療法が出てきました。内服と処方食です。ほとんど副作用がないのも特長です。多くのアトピー性皮膚炎の犬たちには朗報です。遠慮なくご相談ください。

高良 広之

店前で飼い主さんを待つ姿

スーパーやコンビニなどの前を通ると、時々店前で飼い主さんを待っているワンちゃんを見かけることがあります。飼い主さんの姿を見ようと一生懸命首を伸ばしている姿、吠えて呼んでいる姿、寂しそうにうずくまっている姿など、表情はそれぞれですが、そのなんとも健気な姿は道を通る人の気を引きますよね。海外では、そんな写真ばかりを投稿しているSNSのアカウントが話題を呼んでいます。かわいいという声やかわいそうという声など、見ている人の反応はさまざまです。

しかし、そもそも店前につないでおくことは大変危険な行為だということを忘れないでほしいものです。小さな子が近づいて怖がったワンちゃんがその子を傷つけてしまいトラブルになったり、大切なワンちゃんが盗まれてしまったりする可能性もあります。お散歩のついでに買い物も♪という気持ちになるのはわかりますが、できるだけ店前につないでおくことは避けましょう。

認知症の母を救ったネコ

漫画家である山崎浩氏は、母と一匹のネコのお話をインターネット上に掲載しました。「こわれたオフクロと子猫のミイ」。女手一つで育ててくれた立派な母が認知症になり、物を隠しては探し、見つからず人のせいにして孤立していく様子。そして面倒を見ようとした兄が疲れきっていく様子。介護生活によって暗くなってしまった山崎氏の実家に光を取り戻したのは一匹の子猫だったのです。

猫嫌いなお母さんをよそにお兄さんが飼い始めた子猫のミイ。お母さんはミイを一日中追い掛け回しました。ミイに注意がいくことで、ほかの人を悪くいうことはなくなり、やがてお世話をするようになっていくのです。精神的に落ち着きを取り戻したお母さんにはミイは欠かせない存在になっていきます。

まだ続きがありますが、この漫画が描いているのは、動物がもつ不思議な力でした。高齢になってからペットを飼い始めると、飼い主さんよりもペットの方が長生きしてしまったり、飼い主さんが認知症になってお世話できなくなってしまったりとさまざまな問題が考えられるので、安易に飼うのは絶対にダメですが、家族の協力体制がある場合はそんな不思議な力に頼るものいいかもしれませんね。

4月の予定
 
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