24年【春号】Vol29

  • 2012年2月16日(木)

手術までの流れ

手術までの流れ

 当院では、去勢・避妊手術から骨折や腫瘤切除など様々な手術が日常的に行われています。ひとことで手術と言っても、それまでの事前準備や当日準備、手術中、手術後と決して簡単な行為ではありません。もちろん、飼い主さんにとっても大変不安な事で、手術と言われてもどんな風に行われているのか、想像しがたいと思います。そこで今回は手術するまでの準備についてご説明いたします。

 
1.血液検査(一般的な術前検査で3,500円~)
  白血球や赤血球の数、貧血がないか、その他内臓(腎臓や肝臓など)に異常がないかを事前に調べます。異常がなければ次へ進みます。
院内でできる血液検査の機械
(院内でできる血液検査の機械の一部です。)

2.点滴(体重によって変わりますが3,000円~)
  当日は絶水食で来院するようにお願いしますので、 水分補給も含めた点滴をつけます。点滴は静脈から時間をかけてゆっくりと入れます。
輸液
(血液検査の結果で輸液の種類を変えます。)

3.麻酔(体重、手術内容によって変わりますのでご確認下さい)
  麻酔は麻酔前投薬、麻酔導入、麻酔維持の3段階になっています。
はじめに麻酔前投薬です。麻酔をかける前に神経の興奮を鎮める薬を注射します。
次に導入麻酔です。これは起きている動物に薬物を使って催眠状態(麻酔状態)へ持っていき安定させます。 そして気管内挿管を行い、麻酔維持へ移行します。
  麻酔維持中は、心電図などのモニターや動物の状態に気をつけながら、 安全な状態を保つように努めます。麻酔が安定できたらいよいよ手術です。
  無事に手術が終わると麻酔を止め、麻酔からの覚醒を待ちます。 気管内挿管しているチューブも自ら呼吸が出来るようになれば外します。
気管チューブ
(気管チューブ)

麻酔維持モニター
(麻酔維持モニター)

  お預かりしてから手術までの流れを大まかに紹介しましたが、想像することが出来ましたか?
手術はもちろん大変な事ですが、麻酔での事故を防ぐ為にも手術前の準備が大切になってきます。
  飼い主さんの手術や麻酔に対する不安を少しでも取り除きたいと思いますので、分らないことはいつでもスタッフにお尋ね下さい。

 
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